九州旅行、今回ここを訪れるのが大きな目的。諫早市に住む友人が、町から少し山間に入った川沿いに、古い小屋を改造して住んでいる。小屋は思ったより立派で大きかった。可愛い彼女と、小さな犬2匹と、隣人(彼もまた自家製?の小屋に住んでいる、犬と鶏と共に)と、沢ガニと、五右衛門風呂と、酒と音楽と、彼は共に生活していた。そして、お呼びがかかると、彼は坊さんとして法事や葬式に出掛けていく。寺と谷の日々。人の生と死に向き合っていく仕事というものは、どういうものなのだろうか。彼は人の生きる何を見つめ、何を語るのか。坊さんというのは、言葉にならない場面でも、語り解いていかねばならない。夜の中で話しても話しても話しても話し尽くせないような、彼の話しぶりを聞いていると、生きるというのはそういうきりのない状態なんだろうなあと朧気に思う。(PHOTO/手前のは増築したサンルーム?)
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