ベトナムといえば雑貨。ピークはもはや去ってしまったかもしれないが、雑誌の特集ではまだ顕在。ハノイの街にはこれらベトナムの雑貨や衣服を扱う店がずらりと並ぶ。オープンザドアの店に並べられたり吊されたりしているものたちは、どこの店もほとんど変わらない。同じものを違う陳列がしてあるだけで、いわゆる観光地のおみやげショップのようなもの。でも中には、こじゃれた雰囲気の店に仕立て上げ、おみやげ物価格よりも高い値段設定で、オリジナリティあるちょっと洗練された商品を置く店が目に付く。これらの店のバックには、欧米人のプロデューサーがいるらしい。でもそういう店もなんか同じように見えるし、ベトナムらしさもどこかに消えてしまったような気持ちがするし、足が進まない。中には、あ、かわいいじゃんと思って、数年前にはやったベトナムぽい服を作ってた(今はどう?知らない)日本のブランドを彷彿させる店についつい足を踏み入れると。そこには日本語の上手なベトナムの女の子がいて、接客もよく教育されていて、なかなか見逃してくれない。そしてふと奥の方を見ると、日本人の女の子が電卓を叩いている。バックには日本の女の子がいたのであった。やるね。日本の女子も。
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