いつも半年ぐらい間が空くのね。「たまに」というのは半年ごとってことだろうか。常時接続になってから、気兼ねなく(だれに?)インターネット散策ができるので、いろんなのをふーんてかんじで見ています。のりたまページもリニューアルしたいなあと。 風は冷たいのに日差しの強い日。日除けのための帽子をこの春初めてかぶりました。
■ 11月23,24,25日
インプレイス慰安旅行。日本海、カニ&刺身ツアー。当初は、山陰の美術ツアーのつもりが、なんだか食べることに勢いづいてしまったのでした。あいかわらず行き当たりばったりの旅立ち。23日の朝、それでも宿状況をと電話をしてみればどこも全然なにいってんの応対。そうだよなあ。秋の行楽シーズン、それも山陰といえばカニ、みんな行くんだよね。まなんとかなるでしょと出発。中国道をいざ鳥取へ向けて。途中山間は霧がすごくて、行けども行けども霧の中。結構遠いね、雲の向こうよ鳥取は。とりあえず鳥取駅のインフォメーションで宿を確保。なんでも教員関係の全国大会が市内であるらしく、市内の宿泊施設はすべて押さえられているとのこと。唯一空いていた民宿かペンション、じゃペンション竜宮城で。仕方ないね、この名前、いやな予感もするけどこの際。ついでに明日の宿も予約しておこう。これも唯一空いていたってくらいの境港駅近くの民宿、大江旅館。んー楽しみだね。それでまずは、鳥取民芸館。「柳宗理の眼と手」展。おなじみの柳グッズが展示されていて、柳部屋になっている。同じデザイナーで揃えられた日常生活品に囲まれて、生活できるか?容姿が柳氏に似てくるんでないだろうか。Kは、あのデザインのカーブは、柳氏の頭の形だという。そうねー。スプーンのかたちとか似てると思う。となりの「たくみ」ではがきを買う。そして鳥取砂丘へ。広大な砂場にTは興奮。転んだりはいつくばったり、普通に歩けないぐらい嬉しいらしい。Kも急な斜面を転ばずに走り降りて、観衆のため息を誘う。観光客コースしか歩かなかったから、もっと穏やかな場所へも行きたかったな。日の入りを見届け、町のやっている温泉行く。ガラッと脱衣室を開けると、狭いところに裸の女がいっぱい。Tは目の前に立ちはだかるお尻の軍団におそれおののき、そのまま回れ右して出ていこうとする。湯上がりで車の窓が曇る中、月のきれいにみえる砂丘沿いの道を走る。さあごはんだ。とりあえず竜宮城を確認して、そして落胆して、夕ご飯への意気込みを増大させる。よおし、ごーせいにおいしいもんのんでくって、ねるだけだ。とりあえず歩いてみた通りで店を決める。ご家族部屋って感じの2畳くらいの座敷に我々3人だけだったし、お酒もおいしいの飲めたし、勢いづいてカニ鍋もいっちゃったし、とても満足。そして寝るだけの竜宮城も、よく見れば海水浴客用の小さなコテージって感じで悪くなかったです。朝になって外に出ると、すぐ浜辺があって、流木や石やドラム缶を使ってペンキを塗りたくってアートしてるシーサイドショットバーがあったり(竜宮城のひとが夏にやってるらしい)。もう二度と行くことないと思うけど、また来てもいいかなって思いながら竜宮城を後にしました。2日目。まず子どもサービスの鳥取砂丘こどもの国。昼過ぎまで思う存分遊んで、次、境港へ。海岸に沿って国道を走る。日本海の景色。時間があれば寄り道したい気持ちを抑え、左手に大山が見えてくる。植田正治写真美術館。すごいロケーション。でも大山と植田正治ってマッチする?どうして岸本町なの?まあでも植田正治自身がOKだったからいいのか。風景写真の企画展示をやっていました。舞台にひとがいるみたいのじゃない、なんてことない風景、懐かしさに胸がきゅっとする感じ、そういうの。やっぱりちょっと箱と中身、違う気がするなあ。さて大山にずんずん近付いていき、観光客向けの牧場とアイスクリーム。食事もして、今日の夕暮れは大山で過ごす。もう後数日でこのあたりも雪のために閉ざされる。では今日の宿、境港市大江旅館へ。そうあの水木しげるロードのちょっと入ったところにありました。家族でやってる職人宿のような民宿のような。廊下を歩いて階段上って、あっち向いてこっち向いてしてるうちに迷いそうな家の中。ふすまを開けるとこたつにお茶。なんかほっとしてTは断然ここがお気に召す。宿のおばちゃんにも心を開く。ご飯を食べるお店の情報をもうひとりの年のいったおねーちゃんに聞いてみる。3軒ほど候補を聞いてまわってみるが、どこも満席。この時期週末は仕方ないらしい。「さかえや」に決めてまつこと30分。あまり空腹でないのを激しく後悔。刺身と魚を。しかし隣で食べてるカニ。絶対ここでたべるべきだったカニ。常連って感じの人たちは、カニとイクラ丼なんか食べてるのよ。うーんくやしい。境港忘年会カニツアーするべきだね。来年。3日目。近くの魚市場行きました。ここは穴場らしい。外から見ると解らないのに、中にはいると熱くなってましたね。Kいわく、境港は魚好きの巡礼地だ。ここでみんな買って帰るにちがいない。売る方も買う方も力はいってましたね。買いました。安いもの。イカと鯛と鯖と。すごーく安かったもの。つぎに行った観光客向けの市場はここに比べると全然迫力不足。買う気になれませんでした。夢みなとタワーに登り、げげげのきたろうグッズを買い、(きたろうのおやじのマグカップやノート)帰路へ。松江経由で。島根県立美術館でお茶して、袖師窯へよってふたものと猪口を買って、帰りました。カステラの風月堂はお休みで大変残念。 山陰旅行ベスト3 赤いか(1メートルくらいあるすごいイカ。内臓とか見たくない) スリバチ(鳥取砂丘にある民宿の名前、カタカナで唐突に看板にあるので最初びっくりした) ペンション竜宮城のおやじ(朝見かける。)
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